ユーザー登録
文字サイズ

県政広報ふくい VOL60 2019年3月24日号

(特集)変わる!福井の教育 ~これからの時代を生きる子どもたちのために~

2/10

福井県

全国の学校で一定の教育水準を保つため、教育内容や目標を国が定める学習指導要領。2017~18年に改訂され、新しい要領に基づいた指導が2020年度から小学校、翌年度から中学校、その翌年度から高校で始まります。
新しい要領の開始に向け、県では小学校における外国語教育の先行実施や教育環境の整備などを始めています。スムーズな導入に向けた準備を進め、これからの時代の子どもたちに必要となる資質や能力を伸ばしていきます。

■小学校の新しい教育
○外国語教育
県では、コミュニケーションを重視した外国語教育を行っており、すべての公立中学校、高校にALT(外国語指導助手)を配置するなど、指導体制の充実を図っています。
国の英語力調査において、中、高校生と英語担当教員のすべてが全国1位となっています。
また、1月には16か国が参加する即興型英語ディベート世界大会において、藤島高校が日本代表として出場。準優勝の成績を収めました。
小学校においても、外国語に慣れ親しむため、昨年4月から全国に先駆けて外国語教育をスタートしました。3・4年生では週1時間、5・6年生では週2時間実施。ALTや友達と英語で会話し、自分の気持ちや考えを伝え合う授業を行っています。
また、英語に不慣れな教員でも円滑に授業ができるよう、3~6年生すべての授業について独自の指導マニュアルも作成し、県内の小学校に配付しました。

○プログラミング教育
IT人材を育成するため、中学、高校ですでに始まっている「プログラミング教育」が2020年度から小学校でも始まります。小学校では、物事を論理的に考える「プログラミング的思考」を育むことを中心とした学習を進めていきます。
県では現在、市町の指導主事を対象としたプログラミング体験会を開催しており、今年からは対象を小学校教員まで拡大し、導入に向けて教員の指導力を高めていきます。

問合せ:義務教育課
【電話】0776-20-0575
【FAX】0776-20-0671

■高校の新しい教育
○「公共」がスタート
18歳から投票ができるようになり、2022年度には成人年齢も引き下げられるなど、高校生には社会の一員としての自覚が一層求められています。2022年度から新たに始まる科目「公共」では、高校生のうちから政治や社会に興味を持ち、さまざまな課題について多角的に考え公正に判断する力の育成を目指します。
導入に向け、県教育総合研究所では県独自の教材の開発に取り組んでいます。1月には教材を使った公開授業を実施。夫婦別姓をテーマに生徒たちが意見を交わしました。

■キャリア教育の充実
全国の商業高校生30万人のうち30人程度しか達成できない全商検定(※)9冠に、2018年度は3名が合格するなど、県内の高校生の資格取得が進んでいます。
県では、受検料を支援する「福井フューチャーマイスター制度」により、生徒の各種専門資格の取得を応援しており、2018年度は、職業系高校3年生の約9割が資格を取得しました。
また、普通科系高校では、生徒が県内企業の経営者やUターン就職者と意見交換をする機会を設けており、県の産業や企業の魅力について学んでもらい、将来福井で働く意識を高めています。
(※)全国商業高等学校協会が主催する検定試験

問合せ:高校教育課
【電話】0776-20-0568
【FAX】0776-20-0669

■高校の授業を分かりやすく
高校生の理解を深め、質の高い授業を行うため、県では県立高校のすべての普通教室に、プロジェクターや無線LANなどの整備を進めています。
導入した高校では、物質が化学反応を起こす様子や、音の波形が変動する様子を映像や写真でスクリーンに投影。「内容がイメージしやすくてよく分かる」と生徒に好評です。教員からも「板書の時間が減り、より丁寧に説明できるようになった」との感想が聞かれています。

問合せ:教育政策課
【電話】0776-20-0295
【FAX】0776-20-0668

■先生の働き方を改革
部活動の顧問や事務作業など、授業以外にも多岐にわたる教員の業務。長時間勤務が続くと、心身の健康を損なうだけでなく、子どもと向き合う時間が減り、教育の質が低下するおそれがあります。
質の高い指導を続けられるよう、県では、学校や教員が抱える業務を見直し、教員の意識や制度の改革、教員業務の適正化、部活動の負担軽減の3つを柱とした「福井県学校業務改善方針」を2月に策定しました。
これまで定めがなかった教員の退庁時間を設定したり、部活動に外部の指導者を活用したりするなど、教育委員会と学校が連携して、地域やPTAの皆さんの理解を得ながら、教員の働き方改革と学校の業務改善を進めます。

問合せ:学校振興課
【電話】0776-20-0576
【FAX】0776-20-0670

■国体・障スポ後のスポーツ振興
昨年の福井しあわせ元気国体では、少年の部で女子ホッケーや男子ソフトボールが優勝するなど、高校生が総合優勝に大きく貢献。また、県内の小中学生約4万6千人がチームふくいの応援に駆け付け、スポーツの素晴らしさを実感したほか、競技への関心を高めました。
国体・障スポで高まった機運をさらなるスポーツ振興へつなげるため、県では、競技団体と協力して様々な競技の全国大会を誘致。全日本シニア・マスターズ体操競技選手権大会をはじめとする大会が今年県内で開催されます。一流選手の活躍を間近で観戦する機会を増やし、次世代を担う子どもたちへ夢と希望を与えます。

問合せ:スポーツ保健課
【電話】0776-20-0384
【FAX】0776-20-0672

◆2019年県内で行われる主な全国大会を見に行こう

〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町2-21-11 山竹ビル