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県政広報ふくい VOL57 2018年12月23日号

(特集)ボランティアの輪を広げよう~国体・障スポの遺産(レガシー)を生かす~

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福井県

■国体・障スポで活躍
9、10月に行われた「福井しあわせ元気」国体・障スポ。福井県勢は、国体で天皇杯・皇后杯を、障スポで過去最多となる130個のメダルを獲得しました。選手の活躍を支えたのが、選手団のサポートや手話通訳、会場の清掃などを行ったボランティア。「サポートのおかげで、安心して競技に専念できた」「どの会場でも明るい笑顔で迎えてくれた」など、選手や来場者から高く評価され、両大会の成功に貢献しました。
両大会を機に一段と高まったボランティアの機運。県では、そのレガシー(遺産)を生かすための取り組みを進めています。
国体・障スポの開・閉会式にあわせて、福井運動公園のおもてなし広場で来場者から「もう一役宣言」を募集。今後取り組みたいボランティア活動や助け合い運動を宣言カードに記入して、モザイクアートのパネルに貼り付けてもらいました。「ゴミ袋を持ってウオーキングをします」「地区の花壇を花でいっぱいにします」など、約1400枚が集まり、はぴりゅう兄弟の絵が完成しました。
12月16日にサンドーム福井で行った国体・障スポの感謝イベント「はぴりゅうフェスタ」では、このモザイクアートを披露。あわせて、ボランティアの相談コーナーを開設し、希望する活動やボランティア団体を来場者に紹介しました。

■災害時の大きな力に
全国各地で災害が頻発した今年は、災害時における互助・共助やボランティアの重要性が再認識される年に。2月に福井県を襲った豪雪時には、地域住民の皆さんが通学路の雪かきや一人暮らしの高齢者宅の雪下ろしを率先して行いました。また、7月の西日本豪雨では、県が京都府舞鶴市へ派遣した災害ボランティアに、5日間で延べ約200人が参加。酷暑の中、家屋の泥出しや家具の運び出しなどを行い、復旧・復興の大きな力となりました。

■若者・シニアの参加を促す
過去1年間にボランティア活動を行った人の割合を示す「ボランティア行動者率」。平成28年の調査において、福井県は全体で32・2%と全国上位に位置しているものの、年代別に見た場合、唯一15~24歳で全国平均を下回っています。
県では、若年層の参加を促進するため、7~10月に県内4つの大学で「ブラウンバッグセミナー(※)」を開催。社会貢献活動に熱心に参加してきた若手社会人を講師に招き、その経験や意義を学生に伝えました。「ぜひボランティア活動をしてみたい」「地域社会とのつながりができる」などの声が聞かれ、これまでボランティア活動を行ったことのない学生が、新たな一歩を踏み出すきっかけになりました。

※ブラウンバッグセミナー
ランチを兼ねて気軽に参加できるセミナー。欧米で広く行われており、ランチを入れる紙袋が茶色であることから、こう呼ばれます。


・年代別ボランティア行動者率(平成28年総務省「社会生活基本調査」)

経験豊富なシニア層の力をボランティア活動に生かすことも、社会にとっての大きな財産になります。しかし、シニア層の中には「自分がボランティアとして役に立てるだろうか」と不安を抱く方もいます。そこで県では、12月11日に「ボランティア体験バス」の運行を始め、“お試し”の機会を提供。県立図書館での書架の整理や、県立病院での車いす患者の移動補助を体験した参加者からは「これならできそう」など前向きな感想が聞かれています。
体験バスは、1~3月にも月1、2回運行します。ぜひご参加ください。

・体験バスの日程は
「福井県 ボランティア体験バス」で検索。

■身近なところから始めよう
ボランティア活動は、特別な人が特別な時に行うものばかりではありません。ウオーキングのついでに子どもの登下校を見守る、近所のお年寄りに回覧板の内容を説明するなど、日常生活の中で気軽にできることから始めてみましょう。

問合せ:女性活躍推進課
【電話】0776-20-0237
【FAX】0776-20-0632

○知事コラム
「福井しあわせ元気」国体・障スポでは、選手・運営スタッフのサポートや、県外から来た選手・観客のおもてなしなど、あらゆる場面でボランティアの皆さんが大きな力を発揮しました。これらの後押しにより、国体・障スポがしあわせと元気を感じられる大会となったことに対し、心から感謝申し上げます。
両大会の成功をきっかけに、今後も地域におけるボランティア活動の輪が広がり、県民の皆さんの元気や地域力の向上につながっていくことを期待しています。

知事 西川 一誠

〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町2-21-11 山竹ビル